
きっかけは足袋ブーツ
一目惚れの経験を挙げるとしたら、
足袋ブーツとの出会いだ。
同時に、それはmartin margielaとの出会いでもある。
10年経った今も1番尊敬するデザイナーであり、
90年代のファッションを牽引した伝説的なデザイナーだ。
上質なレザーの高級感と端正なフォルム。
つま先に感じる異質。
既視感と異質の同居は、鮮烈なインパクトになり、
当時高校生だった私は完全に心を奪われた。
センシュアルでアイコニックな足袋ブーツは、
脱構築を得意とする彼によって生み出された。
この出会いの時の衝撃や胸が踊る感覚を、
提供する側になりたいと切に思う。
その感覚を忘れないために、
今でも足袋ブーツを愛用している。
